AppleInsider: 調査から Apple は依然として音楽分野で成長中ということが明らかに

Study reveals Apple still gaining ground in music space
By AppleInsider Staff
Published: Wednesday, October 4, 2006 11:00 AM EST

調査投資会社 PiperJaffray は最近、半年に一回行われる第 12 回目の 10 代を対象とした調査を終え、Apple Computer は、新しい競争相手がつねに登場し続けているにもかかわらず、引き続きデジタルミュージックプレーヤおよびオンラインミュージック市場でシェアを伸ばし続けていると語った。

同調査は 1,000 人近い高校生を対象に行われ、その結果 Apple は過去 6 ヶ月に iPod の市場シェアを 77 パーセントから 79 パーセントへとのばしたことが明らかになった。「秋に行われた 2006 PJC ティーサーベイでは 77 パーセントの生徒が MP3 プレーヤを持っていた。そのうちの 79 パーセントが iPod を所有していた」 とアナリストである Gene Munster はこの夏の調査結果の報告書に書いている。

分析によると、45 パーセントの生徒が今後 12 ヶ月のうちに新しいデジタルミュージックプレーヤを購入するつもりで、2006 年の調査では同じ時期に購入するとした 41 パーセントから上昇している。今後 12 ヶ月のうちにデジタルミュージックプレーヤを購入するとした生徒のうち、76 パーセントが iPod を購入すると答えている。この数字は、春に iPod を購入すると答えた 88 パーセントからはやや落ちている。

Apple はこのカテゴリでやや数字を落としているかもしれないが、76 パーセントという数字は、続く 8 パーセント (Sony) という数字と比較すると、非常に高い」 と Munster は述べている。

また調査によると、79 パーセントの生徒が現在オンラインで音楽をダウンロードしているとのこと。しかし、ほとんど (2006 年の秋には 72 パーセント、2006 年春の 65 パーセントからは微増) は、合法的に対価を支払うのではなく、無料の音楽共有ネットワーク (P2P) を引き続き利用しているという。

「しかし、合法的なオンライン音楽サービスを利用している生徒のうち、91 パーセントが iTunes を使っているとしている。この数字は、71 パーセントが iTunes を利用していると答えた 2006 年春の調査からは大幅に伸びている」 と Munster は指摘している。「これは iTunes のコンテンツがますます充実してきた結果だと見ている。」

PiperJaffray Fall 2006 Teen Survey の結果

Munster は同時に、音楽再生が可能な電話への 10 代の若者の関心は、春の調査の 70 パーセントから 74 パーセントへと増加しているという。「重要なのは、10 代の若者がこうしたタイプのデバイスにより多額な料金を払うことに前向きでいることだ。43 パーセントの生徒が $200 以上は払うと答えており、この数字は 37 パーセントからの上昇だ」 と彼は語っている。

PiperJaffray Fall 2006 Teen Survey の結果

Munster によると、最終結論として、「新しい競争相手が常に市場に登場しているにもかかわらず、Apple は引き続き [デジタルミュージック] プレーヤおよびオンラインミュージック市場を支配し続けている。」

「10 代という年齢層の関心を惹き付けておくのは、持続する長期成長にとって欠かせない要素であり、Apple は明らかにこの市場セグメントでリードしている」 と Munster は続けている。

Munster は引き続き Apple Computer 株の評価を 「Outperform」 とし、目標価格は $99 に設定している。