AppleInsider: Apple の Leapard 延期で推測されるトップシークレット
Top secret features suspect in Apple's Leopard delay
By Katie Marsal
Published: Friday, April 13, 2007 12:00 PM EST
Apple Inc. は、 かつて目標としていた Leopard のリリース日を実現できない理由として、凝りに凝った iPhone を挙げていた。しかし、ウォール街のアナリストの間ではそれ以外の原因があるのではないかとする見方もある。例えば、次期 Mac OS に組み込まれるとされ、大々的に宣伝されながら、これまでのところ実体が明らかになっていない「トップシークレット」機能だ。
「Apple は遅れの理由として、iPhone へのリソース転換と、開発者がベータテストにより多くの時間を割けるようにする点を挙げているが、われわれの分析では、「秘密」の機能さえなければ、Leopard オペレーティングシステムのコア機能は予定通りに出荷できていた可能性がある」と American Technology Research のアナリスト Shaw Wu は金曜日、クライアントに向けて語っている。 「Apple は、時間を稼ぐことで、開発者が秘密機能をテストし、2007 年 7 月 11 日に始まる WWWD 2007 カンファレンスで披露できるようにしているのだと、われわれは考えている。」
PiperJaffray でシニアアナリストを務める Gene Munster も、 Apple の説明に対して同様の見方をしているものの、ライバルの Microsoft Corp. との関係から、Apple の決断を直接的に分析するのではなく、状況の皮肉さを指摘するにとどめている。 「遅れの原因すべてが iPhone に関係しているのかまでは分からないが、重要な点は、Apple の製品開発がひきつづき活発で、iPhone や Leopard、その他の新製品 (6 月にアナウンスされて) が登場することになるだろうと考えている」と Apple への投資家らに向けて述べている。 「PR 面では面目丸つぶれだが、Apple はこの Leopard の遅れからもただでは起きないだろう (Apple は Microsoft の製品発表の遅れをいつも揶揄していることも考えると)。アナウンスによれば、Apple は iPhone を予定通り 6 月にリリースしてくるようだ。」
Munster は、期待されている Apple 製品の具体的なリリース日についてはほとんど明らかになっていないことを認めつつ、同社の声明について、Leopard の件については遺憾の念を表明しつつも、iPhone の 6 月発表については自信を持っていることの表れだろうとみている。 「これまでの実績からすると、Apple が予定通り製品を発表してくるかどうかの確率は、最近 Apple TV が遅れたように、半々だ」と彼は語っている。 「Apple の声明では iPhone の発表日時として 6 月下旬を表明しているが、Apple は予定を早めて、6 月 11 日から始まる Worldwide Developers Conference に発表してくる可能性もある。」
Leopard 登場を期待して、すでに新しい Mac の購入を 控え始めている 兆候があるとした Wu とは異なり、Munster は、この点に関しては「ほとんど、あるいはまったく影響はない」としている。 Munster が顧客に宛てたメモによると、Leopard は、出荷がいつになろうと、Mac 売り上げの起爆剤になるだろうとのこと。 現時点では、Munster は、07 年 6 月から 07 年 9 月四半期から 07 年 12 月から 08 年 3 月四半期にかけての一株あたりの収益として 8 セント (2.6 パーセント) としている。
Wu の方はというと、短期的な Mac 売り上げ予想の 最近の落ち込み は、Leopard 延期のリスクを反映したものになっているとしている。 「販売サイドの予測見通しは、引き続き驚くほど積極的で、私たちの見通しに近づける形で再設定する必要がある (need to reset closer to ours)」とクライアントに向けて語っている。 「今回の Leopard の遅れ、および販売サイドの予測落ち込みは、短期的な問題であると判断している。 最悪の場合は、$80 - 85 程度への落ち込みになるだろう *1。」
*1:We see worst case downside risk to $80-85.