AppleInsider: Apple の次世代ポータブル計画のリセット

Resetting the timeline for Apple's ultra-portable initiative

By
Kasper Jade

Published: Friday, April 27, 2007 06:35 PM EST


Apple Inc. による、オンボード NAND フラッシュといた次世代テクノロジーを搭載した超薄型軽量ノートブックの開発は、当初報じられたよりも時間がかかるようだ。

クパチーノに拠点をおく Appleサブノートブック市場に復帰する として 2 月に AppleInsider が特報として伝えたレポートでは、同社は今年半ばには初期設計を完了すべく邁進しているとしていた。

得られた証拠では、CEO の Steve Jobs がこの機器を見せびらかすには 6 月にサンフランシスコで開催された Apple World Wide Developers Conference が格好の場所になるかと思われた。 しかし、今となっては、これはあり得ないこととなった。

この取り組みに詳しい人々は、より煮詰められたスケジュールを挙げ、新ノートブック策定は今年後半を目指しており、エンジニアがさらなる追加時間を必要とした場合は、製品の移行を Macworld 2008 にまでずれ込ませるという待避計画も用意されているという。

American Technology のアナリスト Shaw Wu も同様の指摘をしている。彼は、AppleInsider の第一報に続いて、彼独自の見方 を報じたが、小型 Mac の今年後半の登場はまずないとの簡単な見解を示しただけだった。

Apple の次世代版 Mac OS X Leopard の遅れが、最近 10 年では Apple 初となるこのサブノートの登場に新たな影響を及ぼすかどうかは不明だ。

この小型ポータブルは、オンボード NAND フラッシュといった管理機能の面で、現在 10 月に予定されている Leopard OS からのソフトウェアサポートを受けるとみられている。

固体素子メモリ (solid state memory) をノートブックのマザーボードに追加することで、ほとんど瞬時に起動が可能となると共に、電源効率が改善され、 より長いバッテリ駆動時間が実現できる。

同計画に詳しい人々によると、その他、新しい Apple ノートブックが現行の MacBook デザインとな異なる要因として、光学ドライブがなくなる点だという。 ノートブックに関する Apple の当初の計画では、ドライブは含まれていたものの、後に取り除かれた、と前出の人々は語った。

Apple によるサブノートブック市場への返り咲きについてさらに詳しくは、AppleInsider以前の記事 を参照されたい。