AppleInsider: Apple が新しい Leopard ビルドを投下、リリース候補の可能性も

Apple drops new Leopard build, may be release candidate

By Prince McLean

Published: Saturday, September 22, 2007 01:00 PM EST


Apple は金曜日夜、開発者に向けて同社の次世代 Leopard オペレーティングシステムのもうひとつのプレリリースをシードし、今回はあたかもリリースの候補であるかのような完全版のビルドだ。

Mac OS X 10.5 Leopard build 9A559」ラベル付された新リリースは、Apple が前回のフルサイズビルド (9A527) を対象に、システムの自動ソフトウェアアップデート機能をテストする目的で 2 種類のマイナーアップデート を発表したわずか数時間後に登場した。

この自動ソフトウェアアップデートを問題なく適用できた開発者の Leopard は、バージョンが build 9A528d へとアップデートされていた。 対照的に、金曜日夜のリリース build 9A559 は、以前のビルドをインストールしているかどうかにかかわらず、Apple Developer Connection の前メンバーを対象に 6.5GB のウェブダウンロードとして発表された。

新リリースに詳しい人々によると、同ビルドには既知の問題は 2 種類しか含まれておらず、複数登場するリリース候補の初めてのものとみなすことができ、後のビルドは最終的にゴールドマスター宣言され、製造過程に出荷されパッケージングされる。

build 9A559 に存在する 2 種類の既知の問題のうち、ひとつはアーカイブインストールに関するもので非常に緊急を要するもののようだ。 この問題に詳しい人々によると、ユーザがユーザ設定を保存しようとする際に、Tiger から Leopard へのアーカイブインストールが一部の PowerPC システムでは失敗する可能性があるとのこと。 Apple はこの問題を解決するために、ユーザにアップグレードインストール、クリーンインストール、またはユーザ設定保存をオプトアウトするように求めている模様だ。

ふたつめの既知の問題は、HP プリンターをシステムに繋いでいたり、以前に設定した HP プリンターとともに使用してきた Tiger システムをアップデートしようとしているユーザに影響する。 Apple は同問題の原因を特定していないが、対象となるユーザは Leopard のカスタムインストールをし、インストーラに表示される HP プリンターの選択を解除するよう求めている。 適切なドライバーは、Leopard インストール後にソフトウェアアップデートを経由して配布される予定だ、と Apple は付け加えている。

自ら課した 10 月発表という締め切りが足早に近づいてくるなか、Apple は、締め切りに間に合わせるためには、この 3 週間以内に Leopard Gold Master ビルドの宣言をしなければならない。


Leopard のインストール

Apple は自社のウェブサイトで、Leopardイラスト付きの概要注目機能 のトップテン、ソフトウェアの コアテクノロジー、そして関連する 開発ツール を掲載している。