AppleInsider: 将来の iPhone に Intel チップを検討する Apple

Apple considering Intel chip for future iPhone

By Prince McLean

Published: Wednesday, October 3, 2007 10:00 AM EST


Apple はやがて、iPhone の中心に据えられたカスタム設計の Samsung のシステム・オン・チップ (SoC) を廃止し、Intel によって開発されたものを採用するかもしれない、との新しい報道が登場した。

DigiTimesOEM 流通リソースからの情報として、Apple が先月の Intel Developer Forum で紹介された Moorestown モバイル・インターネット・デバイス (MID) プラットフォームプロセッサを 詳細に検分している と伝えている。

Moorestown チップは 2009 年まで登場しないとみられているが、Intel の 45nm 製造プロセスをベースにし、そのため今日の組み込みモバイルチップと比較すると 10 倍もエネルギー効率良く、より小さなフォームファクターでもより長いバッテリー駆動時間が約束されているという。

既存の iPhoneApple が使用している Samsung SoC 同様、Moorestown は CPU、グラフィクス、ビデオおよびメモリーコントローラをひとつのチップにまとめてある。 その一年ほど前に発表される予定の Intel の「Menlow」MID デザインをベースに、Wi-Fi、3G および WiMAX といったワイヤレステクノロジーも組み込んでくる予定だという。

ある台湾の流通ベンダーは、AppleIntel の新しいプラットフォームを iPhone 用に採用した場合、MID 市場のあり方を変え、モバイルハンドセットだけではなくノートブックシステムのデザインにさえも影響するだろうとしている。

Apple にとって、Intel アーキテクチャの採用および ARM ベースSamsung チップからの離脱という動きは、Apple が自社のハンドセット製品 -- iPhoneiPod touch -- のソフトウェアコードベースと Mac パーソナルコンピュータ系列のものとの間のギャップを小さくできることを意味している。