AppleInsider: ウェブベースの iPhone SDK の改良を目指す Apple

Apple working on improvements to Web-based iPhone SDK

By Katie Marsal

Published: Wednesday, October 3, 2007 01:00 PM EST


Apple は、開発者がウェブベースの iPhone アプリケーションをより広く普及させるにあたって支援となるソリューションを開発しているとされるが、ネイティブなサードパーティアプリケーションを可能にする「本物の」ソフトウェア開発キット (SDK) を発行する計画は現時点ではないとのこと。

Ars にいるわれわれの友人が信頼できる消息筋の話として伝えていることとして、Apple は現在 Safari および iPhone を対象とした 一握りのアップデート の開発を進めており、タッチスクリーンハンドセットのために実用的なアプリケーションを書くにあたって多くの開発者を悩ませている問題に一部対処しようとしているという。

「例えば、Apple は現在 Safari にオフラインストレージの能力を追加しようと邁進している。これは、インターネットに接続せずともウェブアプリケーションをローカルで利用できるという点で Google Gears の向こうを張るものだ」と Ars は書いている。

Ars の情報筋によると、このプロジェクトは完全に iPhone を対象にしており、開発者の視点からより機能的な WebKit ベースの iPhoneSDK』を目指しており、最終的には彼らがエンドユーザを対象により使いやすいアプリケーションを作成できるようにする。

また同じ消息筋は、この作業のお陰で、SDK はウェブベースのままでよく、アプリケーションは、ネイティブな Mac OS X API ではなく、これまで通り主に HTML、CSS、そして AJAX テクノロジーの混合をベースにできるという。

しかし、Ars は、Apple はその改良策の一環として「便利な iPhone 機能へのよりローカルな JavaScript アクセスを提供し、開発者はやがてオフライン (だと考えられる) ウェブアプリケーションへとポイントするホームスクリーンアイコンを作成できるようになる」という明らかな可能性を指摘している。

Apple がなぜ iPhone のためのよりパワフルなネイティブアプリケーションを開発者が書くことを阻止しようとしているのかについて、彼らの消息筋は具体的な説明をしていない。 しかし、彼の理論の一部として次の引用を紹介してくれた: 「[Steve] Jobs はコントロールフリークで、他人に完成された美を台無しにされたくないのだ。」