AppleInsider: Apple が第二の圧力センサーディスプレイの特許を申請

Apple files for second force-sensitive display patent

By Slash Lane

Published: Thursday, October 11, 2007 01:00 PM EST


最近、合衆国特許商標局 (USPTO) に提出された一連の特許申請が何かの兆候であるとしたら、Apple Inc. は早ければ来年にも、生まれたばかりのマルチタッチプラットフォームのレパートリーに圧力検出技術を追加してくるかもしれない、と AppleInsider は考えている。

先週明らかになった「Force Imaging Input Device and System (力を反映した入力およびデバイスシステム)」とのタイトルの特許申請につづいて、今週木曜日に明らかになった文書は「Force and Location Sensitive Display (力および位置センサーディスプレイ)」とのタイトルで、一連の類似のポイントに焦点をおいたものになっている。

同申請はもともと昨年 5 月 9 日 -- 先の申請からおよそ 5 週間後 -- に USPTO へ提出されたもので、ここでも再び、今日のタッチスクリーンやタッチパッドは、指やスタイラスの表面上の位置をなぞるだけの比較的単純な入力に限られている、と指摘している。

コントロールの新しい要素として、ユーザ入力の強度を検出する手法が追加できる、と Apple はここでも繰り返している。 圧力と位置の両方を検出できるようなデバイスには、「一層目の透明なサブトレート (一層目と二層目の伝導トレースのセットは一層目に向ける)、二層目の透明なサブトレート (三層目の伝導トレースは二層目に向ける) そして一層目と二層目のサブトレートに挟み込んだ複数の変形可能な部材 (例:ラバービーズ) 」からなるとしている。

Apple は、伝導トレースの初めのセットは、二層目の透明な素材の伝導トレースとのコンビネーションで、ユーザがディスプレイ要素のどこに触れたのかを表す電気信号を提供する。 また、伝導トレースの二番目ののセットは、二層目の透明な素材の伝導トレースとのコンビネーションで、ディスプレイ要素に加えられた力の量を表す電気信号を提供する


圧力センサー付タッチスクリーンの図解

「ディスプレイ要素 (例:LCD または CRT) ともに用いされる場合は、位置検出と圧力検出の両方が可能な入出力ユニットが提供される」と同社は記している。

恐らく、こうしたテクノロジーは同社の iPhone ハンドセットの第 2 世代か、復活した Newton PDA にまず実装されるのではないかとみられる。

この最新の申請は、Apple のエンジニア Steven Hotelling にクレジットされているが、最初の申請は Hotelling と Brian Huppi の両人にクレジットされている。