AppleInsider: 2009 年に 50% 増を記録した Apple iWork オフィススイートの売上げ

原文: Sales of Apple's iWork office suite surge 50% in 2009
By Neil Hughes
Published: Wednesday, December 30, 2009 10:20 AM EST

AppleiWork ソフトウェアスイートにとって 2009 年は、特に 8 月の Mac OS X 10.6 Snow Leopard 発表以降、スタンドアローン版と SKU 版ともに、力強いものだった。
NPD Group によると、iWork 2009 の売上げは、2009 年 1 〜 11 月までの 11 ヶ月間の市場において、iWork 2008 が同じ時期に記録した売上げよりも、50% 高かったという。 一方の iLife 2009 は、同じ 11 ヶ月間において、iLife 2008 と同じ販売数だった。 iLife は、すべての新型 Mac に同梱されている。
この両者とも、Mac OS X 10.6 Snow Leopard アップグレード版とともに、ボックスセットとして、シングルユーザー向けには 169 ドルで、ファミリーパックでは 229 ドルで購入できる。 iWorkiLife の販売数増加には、バンドルパックの売上げは含まれていない。
しかし、ボックスセットの売上げは、Snow Leopard の強さに助けられるかたちになった、と NPD で業界分析を担当するバイスプレジデント、Steven Baker は AppleInsider に語った。
「私が思うに、これらは、極めてまっとうな販売価格で、それなりの販売数を稼ぎだしたことで、彼ら(Apple)にとってかなりの成功を収めた製品になりました」と Baker。
加えて、iWork のシングルユーザー向けボックスセットが Apple にとってのヒットになった。 iWorkiLife は、単体ではシングルユーザー向けに 79 ドルで、最大五台のコンピュータにインストールできるファミリーパックは 99 ドルで販売されている。
Snow Leopard が 8 月にデビューした際、わずか 29 ドル で販売された。 こうした低価格戦略は、Apple にとって功を奏したかたちになった。
「彼らはかなりの成功を収めました。価格設定において、これまでよりも積極的でしたからね」と Baker は言う。 「当然のことながら、これが Snow Leopard が最初から急激に売上げを伸ばした大きな理由です。」
Snow Leopard は発売当初、その先代である Leopard に比べて 2 倍もの勢い みせ、さらにその前の Tiger よりも 4 倍良い成績を収めた。 加えて Apple の新オペレーティングシステムは、その次の週になっても、わずか 25% の落ち込みしかみせなかった。 比較までに、LeopardTiger は、発売後の 2 週目には、売上げが 60% 以上も下落していた。 Apple が 10 月に業績発表をおこなった際、同社幹部は、Snow Leopard の最初の成功に 「嬉しい驚き」 を感じていると語っていた。