AppleInsider: iPad の可能性を照らし出す魅力的なモーションマガジンのデモ

原文: Fascinating motion magazine demo highlights iPad's potential

By Katie Marsal
Published: Thursday, March 18, 2010 11:00 AM EST
Viv マガジンのために開発を進めている Alexx Henry Photography が作成したデモをはじめ、モーションマガジンといった魅力的なコンセプトから明らかなように、タブレットバイス、より具体的には AppleiPad は、印刷・デジタル出版の地平線を書き替えてしまうことになるだろう(動画を参照)。
Cory Strassburger と Ming Hsiung という二人の共同取締役とともに 同社 は最近、すべてのデジタルマガジンを対象としたいわゆる「モーションマガジンカバー(motion mazagine cover)」と特集スプレッド(feature spread)をプロデュースした。これは、デジタルマガジンが今後広がっていくとみられている iPad や他のタブレットバイスで実現できるコンテンツを生み出すものだ。
planet5D に送られたモーションカバーのメーキングを取り上げたビデオのなかで Alexx Henry とそのパートナーである Andrew Gant は、これまでなかったような方法で、どう「動画をプリントに盛り込」めたのかを解説している。
インタラクティブなモーションスプレッド(living art interactive motion spread)は、Red Digital の最新 RED ONE カメラと新しい Mysterium-X センサーを使用して撮影したことで、スチール写真で撮影したものとおなじエネルギーを感じさせつつ、超大作映画並みの動きを加えることができたという。 そのため、こうしたアクションスプレッドに加えて、モーションカバーの最終フレームの前に読者に向けた「物語を提示」できるようにもなっている。
このプロダクションチームは、アクションが止まった時にテキスト記事を表示できるよう、グリーンスクリーン上で生身のモデルを高フレームレートで撮影し、それを低速表示させている。 彼は独自の 3D 構築した後、写真を合成してすべてのカメラワークを加えている。



Vimeo に掲載されている Alexx Henry から。
その最終結果が、雑誌の読者に送られるモーションスプレッドとなる。このスプレッドは、記事をゆっくり読む時間を提供したり、自分なりのペースで移動できる自由を提供しつつ、各記事を提供できるようになっている。




Vimeo に掲載されている Alexx Henry から。
「写真家として、印刷でもうまくやれる土俵で勝負できました。というのも、われわれは結局のところ動画を作っている訳ではありませんから」と Henry。 「それは映画のやることです。 われわれは動く写真を生み出している訳です。」