AppleInsider: Apple、2 〜 4 年以内に HDTV を投入予定か

原文: Apple positioned to introduce connected HDTV within 2-4 years

By Neil Hughes
Published: Tuesday, March 23, 2010 02:20 PM EST
Apple は、合衆国内だけで 318 億ドルともみられる、ホームエンターテイメント市場に参加すると見られており、 今後 2 〜 4 年以内に 2,000 ドルのインターネット接続&コンテンツ接続可能な HDTV を投入するという。
Piper Jaffray の Gene Munster は投資家らに宛てて火曜日に発行したメモのなかで、Apple は成熟した市場を再定義することに長けていることから、この動きは Apple の戦略に理に適っているとしている。
「コネクト TV を勢いを得るにつれて、ソフトウェア、コンテンツ、そして移植生が差別化の鍵となるが、Apple は(Apple TV とは異なるかたちで)プレミアムなオール・イン・ワンソリューションを送り出せる位置につけている。
彼によると、Apple はハードウェア、ソフトウェア、そしてコンテンツをひとつの製品に統合し、競争力のある 2,000 ドルの HDTV としてまとめあげてくるはずだ、としている。 When combined with a potential iTunes TV subscription plan priced ひと月 50 〜 90 ドル という価格の iTunes TV 番組購読プランという可能性を組み合わせれば、ユーザーにとって、ひと月ごとにケーブルテレビの請求書を支払う必要がなくなる。
Munster は、AppleiTunes とその 1 億 2500 万アカウントで築き上げたブランドは、合衆国の HDTV 市場と重複しており、2010 年にはこのうちの 3240 万ユニットが移動すると見込まれている、としている。 彼は、Apple ブランドの HDTV で、ハードウェアメーカーがディスプレイだけでなくエンターテイメントセンター全体に置き換えられるような製品を送り出すとなれば、市場の「羅針盤を動かす」ことになるだろう、としている。
加えて、確固たる iPhoneiPod touch ブランドや、来る iPad も加えると、テレビ業界に移植生をもたらすことになり、ユーザーは自分のコンテンツを持ち運び、どこでもそれを視聴できるようになる。 彼が言うには、Apple の確立されたブランドによって、同社は「ユニークなポジション」におり、同社が常時接続された HDTV という今後登場する分野で最前線に躍り出ることができるようになっているという。

Piper
Munster は自らの分析のなかで、HDTV の出荷台数は過去 5 年間において 268 パーセントの上昇であったもものの、これらデバイスの平均販売価格は 50 パーセント下落し、市場の売上げは 2010 年には縮小に転じるとしている。 彼は、もし AppleBlu-ray プレーヤー、デジタルビデオレコーダー、ケーブルボックス、そしてゲームコンソールを必要としないデバイスを投入したとしたら、同社の 2,000 ドル HDTV は市場に大きな変革をもたらすことになるだろうとしている。
彼は、AppleiMac デスクトップで高精細ディスプレイについての経験を多く積んでいると指摘している。 昨年 Apple は、新型で大画面の 27-inch iMac デスクトップを投入している。
ケーブルボックスと DVR は、ひと月あたり 50 〜 90 ドルという iTunes TV パスで置き換えられる。 さらに、ばらばらのコンポーネントがいらなくなるため、ユーザーは設置に専門家を雇う必要がなくなる。
リビングルームにおけるもうひとつの重要なコンポーネントはゲームだ。このビジネスセグメントは、AppleiPhoneiPod touch大きな成功 を収めている分野だ。 常時接続された TV が既存の App Store にアクセスできれば、Apple は比較的簡単にこの市場へと参入できる、と Munster は考えている。
「携帯ゲームでの最近の Apple の成功を考えると」と彼。「オール・イン・ワン TV というのが同社の次のステップとして理に適ったもので、それによって既存のテクノロジー基盤を利用することで比較的限られたリスクのもとでさらにゲーム市場へと拡大していくことができるだろう。」
TV ハードウェア市場は現在「困難で収益性の低いビジネス」であるものの、Apple ならプレミアム価格でクラス最高のハードウェア、ソフトウェア、そしてコンテンツを提供することで「ゲームのルールを変える」ことができるかもしれない、としている。
「歴史が繰り返すとすれば、Appleコモディティ化した市場でもプレミアム価格を付けた製品で競争する方法を見つけてくるだろう」と Munster。 「Apple Television なら、単なる HDTV 市場以上に訴えかけることができる。というのも、テレビそのものを置き換えかねないオーディオ・ビデオ機能も含む可能性が高いからだ。」

Piper 2
Apple による HDTV という噂は なにも新しいものではなく、Munster と Piper Jaffray はこれまでも Apple がテレビとセットトップボックスのビジネスに参入すると 主張してきている
昨年 9 月 Apple の Chief Financial Officer である Peter Oppenheimer は、同社がケーブルプロバイダーを統合して 独自のセットトップボックス を投入するのではないかとの憶測をたしなめている。 彼が語ったところでは、新しいボックスを投入したり、既存の Apple TV 製品に機能を付け加えても、同社のビジネスモデルにはフィットしないのだという。
Munster の予測における主要な要素から、Apple はケーブルオペレーターと競合するような TV 購読プラン を提供するかもしれない見られるようになった。 Apple は最近そのコンセプトをネットワークへと押し進め、さらに 一部では興味をもって取り上げられているが、同社は そうした計画を棚上げし、替わりに 99 セントの TV 番組をプッシュしている。