原文: Opera submits iPhone browser to Apple for App Store review
By Slash Lane
Published: Tuesday, March 23, 2010 08:20 AM EST
Opera は火曜日、より高速なモバイルウェブブラウジングを実現するためにサーバーサイドでの圧縮に依存した自社のモバイルブラウザーを iPhone App Store に提出し、現在 Apple のレビューを待っている段階にあることを明らかにした。
「MWC での Opera Mini for iPhone の内覧から、何か特別なものを手にしていることが分かった」 と Opera Software の共同創設者である Jon von Tetzchner はプレスリリースのなかで語っている。 「Opera は、カスタマイズされ、スタイル化され、機能豊富なレスポンスの高いブラウザを生み出すためにあらゆる努力を注ぎ込んで、iPhone の能力と Opera の定評あるウェブ体験を見事に組み合わせた結果、iPhone のための高パフォーマンスブラウザとなりました。」
同社は、自社のサーバーサイドレンダリングによってデータを最大 90 パーセント圧縮できるようになったと宣伝している。
The New York Times の Nick Bilton は Opera Mini for iPhone の 最新バージョン を利用し、同ブラウザが「驚くほど高速にページを読み込む」と火曜日報じている。 彼はまた、このブラウザではウェブページのコンテンツ検索など、Apple 独自の Mobile Safari では利用不可能な機能も提供されているとしている。
しかし Opera Mobile は iPhone の決定的な機能をサポートしていない: そう、ピンチ・トゥ・ズームだ。 この機能は、同ソフトウェアの今後のリリースで追加されるかもしれないとされている。もっとも、それを Apple が許せばの話だが。
先月 Opera は、ウェブページをより高速に描画するために特殊な形式での圧縮を用いた自社のモバイルブラウザのスピードを 大々的に宣伝しはじめている。 その公式披露を前に、Opera Mini for iPhone をめぐる噂が 2008 年 の App Store オープン直後から話題になっていた。
これまで
Apple は、
iPhone OS に組み込まれた
WebKit エンジンをベースにしていないブラウザをことごとく却下してきた。
Apple はこれまでのところ、その方針を変更した様子は見せていないため、
Apple は
Opera からの申請を却下する可能性もある。
Opera 関係者によると、
Apple が
Opera Mini ブラウザを
App Store から拒否する理由は一切ないと確信しているとという。
Opera のモバイルブラウザは
WebKit オープンソースプロジェクトをベースにはしていない。
Opera の
iPhone ブラウザは、3G 経由であれば
Apple の
Safari よりも最大
6 倍も高速 であるとされている。 この優れたスピードは、同社のサーバを利用して転送するデータを少なくするという、同社が採用している圧縮技術を経由して成し遂げられている。