AppleInsider: Apple、iPad の登録商標を Fujitsu から取得

原文: Apple acquires iPad trademark from Fujitsu

By Daniel Eran Dilger
Published: Friday, March 26, 2010 08:45 PM EST
Apple は先週 Fujitsu から iPad の商標にまつわる「包括的権利(entire interest)」を取得したこととが、合衆国 特許商標庁が発表した資料から明らかになった。
特許局 によって 報告されているようにFujitsu Frontech North America Inc. は Apple に 3 月 17 日付で iPad の商標にまつわる権利を譲渡した。
Fujitsu はもともと、小売業におけるモバイル Point Of Sale として、AppleiPod を投入した二年後の 2003 年から Windows CE ベースの携帯機器にこの iPad という商標を使いはじめていた(写真参照)。 同社はこの iPad という商標を「小売店環境でのワイヤレスネットワーキングための携帯コンピューティングデバイス」として割り当てていた。

Fujitsu iPad

米国特許商標庁の審査弁護士は後に、その名称はデバイスの説明にしかなっていないことを根拠に、Fujitsu による 2004 年の商標登録を 拒否していた。 同社はそれに対して不服申し立てを行い、認められた。
しかし米国特許商標庁は昨春 Fujitsu に対して、同社が 2008 年の要求に対して 6 ヶ月以内に応じなかったことを理由に、同社の iPad 商標への申請は「完全に破棄された」との通告をしていた。 Fujitsu はそれを受けて、同商標の申請を再提出し、昨夏「保留状態へと戻される」ことになった。
9 月に AppleFujitsu の商標の妥当性に対して異議申立ての手続きを開始した。 この問題は、両社が同登録商標の権利について協議していたことから、10 月および 12 月の申請へと繰り返し延長されていた。
最終決定では、iPad 発売のわずか数週前となったところで、Apple登録商標の権利が認められることになった。 米国特許商標庁の発表資料では、Apple が同登録商標の割り当てのために支払いを行ったのか(あるいはどの程度支払ったのか)についての詳細は記載されていない。