原文: One-third of Apple iPad buyers plan to read books, newspapers
By Slash Lane
Published: Tuesday, March 23, 2010 11:25 AM EST
来る Apple iPad の購入を検討している人々のうち 1/3 を超える人々が、タッチスクリーンデバイスで読書、新聞、そして雑誌の購読をするようだということが新たな調査から明らかになった。
今週発表された 消費者 2,176 人を対象とした調査で comScore は、iPad の購入を考えている人々の 37 パーセントが同デバイスを使って本を読む「可能性が高い」と答えていることが明らかになった。 また別の 34 パーセントは新聞や雑誌を読むと答えている。
皮肉なことに、合計 26 パーセントを超える回答者が App Store からソフトウェアをダウンロードするとも答えていることから、同デバイス上で書籍や新聞にどうアクセスするのかをめぐって消費者が混乱する可能性も伺える。 Apple の iBooks アプリケーション には iBookstore マーケットが含まれているが、iPad にはプリインストールされず、App Store からダウンロードしなければならない。
同調査からはまた、comScore が「iOwners」と呼ぶ、すでに Apple のモバイルエコシステムとなっている消費者はそれ以外の消費者よりも、新聞や雑誌にたいして支払う可能性が高いことも明らかになった。 全体では「iOwners」の 52 パーセントが電子リーダー向けにフォーマットされた印刷コンテンツの購読することに前向きな一方、その他すべての消費者のうち 22 パーセントが購入に前向きだと答えた。
「こうした結果から、すでに iTunes を経由したデジタルコンテンツの購入に慣れ親しんでいる人々は、iPad でも同じような購入をすることに比較的高い受容性をもっていることが伺える」とレポートは述べている。
同調査は、ユーザが 4 月 3 日 に発売されるこの新しい携帯マルチメディアデバイスをどう利用するのかについていくつかの洞察を提供している。 ユーザにとってもっとも人気の高いオプションはインターネットの閲覧で、50 パーセントが iPad で好きなウェブサイトにアクセスすると答えている。
これに僅差で続くのが電子メールで、48 パーセントの回答者が利用する計画だと答えている。 さらに 38 パーセントが音楽を聴き、37 パーセントがアドレス帳や連絡先リスト機能を利用し、そして 36 パーセントがビデオや映画を見る計画だという。
この調査からはまた、iPad にたいする消費者の意識が Amazon の Kindle のそれに匹敵し、65 パーセントの回答者がどちらの名前も聞いたことがあると答えている。 iPad の需要も Kindle を上回っており、15 パーセントが iPad の購入を真剣に検討している一方、14 パーセントが Kindle を検討しているという。
これは、1 月下旬の iPad 発表後には Amazon Kindle への関心が しぼんでいった とする今月初めに発表された別の調査を支持している。 これまでは Kindle が電子リーダー市場で他を圧倒的に引き離して独走してきたが、その白黒の e-ink ディスプレイでは非常に限られたタスクにしか向かない。
comScore の調査で明らかになったその他の点には次のようなものがある:
- 消費者は全般的に「iPad」という名称に好意的で、49 パーセントが肯定的な印象を、27 パーセントが関心がないと答えている。 結果は性別に関係なく、男性・女性のどちらもが同じような反応をしている。
- 当然のことながら、すでに iPad を予約注文している人々はすでに iPhone か iPod touch を持っている可能性が高い。 しかし「iOwners」と「非 iOwners」の両方の 15 パーセントが購入すると答えている。
- 勢力分布に関して言うと、回答者の 37 パーセントが iPad を手にすることで iPod touch がいらなくなると答えている。 しかしわずか 22 パーセントの消費者しかネットブックの代わりに iPad を使うと答えていない。
- AT&T の消費者は発売後最初の 3 ヶ月のうちに iPad を購入する可能性が高く、25 パーセントがその意向を示している。 しかし Verizon の購読者のうちわずか 10 パーセントしか iPad を購入しない。