AppleInsider: Wi-Fi 接続の問題を訴える Apple iPad オーナーら

原文: Apple iPad owners report Wi-Fi connection issues

By Sam Oliver
Published: Monday, April 5, 2010„ÄÄ10:50 AM EST
発売日に iPad を購入した人のなかに、Wi-Fi 受信が弱かったり、シグナルを見失ったり、ネットワーク接続がなかなかうまくいかないなど、その新デバイスでワイヤレス接続の問題を経験している人がいる。
Wi-Fi 接続の問題については、すでに数十件もの投稿があるスレッドが多数あり、弱いシグナル からルーター接続できない というものまで幅広い。 問題は、さまざまなルーターについて報告されており、Apple 自身の AirPort Extreme も含まれている。
「自分の 16GB iPad でも非常に弱い WiFi シグナルしか検出しない」とユーザの tdbc は書いている。 「無線 LAN ルーターの前に立っているときでも、シグナルは強から微弱までと変動する。 このルーターは非常に強いシグナルを持っているはずだ。というのも、ここにある他のコンピュータはルーターから 20 〜 30 メートル離れていても最高強度のシグナルを検出しているからだ。 なので、iPadWiFi シグナルの問題があるのは間違いない。」
別のユーザ Dr. JB は、近くにある MacBook Pro はフルで信号を検出しているのに、手持ちの iPad はバー一本分の Wi-Fi シグナルしか受け取っていないという。 彼らによると、iPad はこうした弱いシグナルのためダウンロードも遅いとしている。
powerguru の投稿では、Speedtest.net アプリケーションからの帯域幅のデータが公開されており、それによると、iPad では 1.83 メガビット/秒のダウンロードであるのに対し、iPhone 3GS では 14.77 メガビット/秒が出ていることが分かる。 このユーザはまた、iPhone 3GS802.11g なのに、iPad802.11n だとも指摘している。
他の人々は、シグナルが変動することがあるとか、ネットワーク設定をリセットしたり iPad を再起動すると一時的に問題が解決するとも書いている。 しかしコメントを寄せた他のユーザらは、Wi-Fi の問題は一切経験していないとも書いており、問題がすべての iPad に当てはまる訳ではないことが伺える。
この問題への対応策として、Appleサポートドキュメント を公開して、iPad で問題が発生しているユーザに対して、iPad の再起動後かスリープ復帰後に既知の Wi-Fi ネットワークに再接続するようにアドバイスしている。 この問題は、デュアルバンド対応の一部のサードパーティルーターで発生していることが分かっている。
この問題を解決するために、802.11g には G を、802.11n ネットワークには N を加えるというように、各バンドが分かるような名前を付けた Wi-Fi ネットワークを個別に作成するよう、Apple は推奨している。 また、両ネットワークとも WPA といった、同じセキュリティータイプを採用するようにも推奨している。 この問題が解決しない場合、設定>一般>リセットとして、ユーザはネットワーク設定をリセットする必要がある。
Apple は発売初日に 300,000 台以上の iPad を売り上げた。 現在、インターネット接続には Wi-Fi を使うモデルのみが購入できる。 このハードウェアの価格は 16GB で 499 ドルという開始価格だ。
3G 接続可能な iPad モデルは 今月下旬 に発売予定で、130 ドルのプレミアム価格が追加される。 この追加された無線機能では、合衆国内の AT&T による 3G 携帯電話ネットワークへの接続機能が提供される。同キャリアは 250MB のデータまででひと月 15 ドルと、無制限アクセスでひと月 30 ドルという 契約無しのデータプラン を提供する。